デジタルの力で工場をスマートに

ネットワークカメラとVMS

作成者: JFE商事エレクトロニクス|2022.05.10

概要

アマゾンなどでも簡単に手に入るようになったネットワークカメラ。

家庭はもとより、企業内で多く使用されるようになってきました。更に便利に使えるためのシステムとしてVMS(Video Management System)をご紹介します。VMSを使うことで、扱えるカメラ台数、閲覧可能なカメラ映像は飛躍的に進化します。

VMSの詳細を知りたい方はこちらもご覧下さい。

目次

便利に使いやすくなったネットワークカメラ

導入が進む企業内のネットワークカメラ

映像管理システムVMSとは

セキュリティ上も安心なVMSのデータ保管

VMS導入のメリット

まとめ 

便利に使いやすくなったネットワークカメラ

アマゾンなどでも簡単に手に入るようになったネットワークカメラ。

ご家庭で使われている方も多いかと思います。離れたところからご自宅の様子を映像で確認できるので、大変便利ですね。

 

ご自宅に設置されたネットワークカメラの映像、皆さんはどのようにご覧になっていますか?専用のアプリをスマートフォンにインストールして、カメラにアクセス。現在の映像をリアルタイムに見たり、カメラに挿入されたSDカードに録画された過去の映像をご覧になっているのではないかと思います。

ネットワークカメラをいくつか持っている場合は都度、見たいカメラに接続を切り替えていることでしょう。家庭用でカメラ台数が、少ない場合はこれでも問題ないかもしれません。

導入が進む企業内のネットワークカメラ

では、企業ネットワークカメラを使う場合はどうでしょう?

古来、製造業の多くは現場の遠隔監視のためにITVIndustrial TeleVision)カメラと呼ばれるアナログビデオカメラとTVモニターを同軸ケーブルで接続し、切り替え装置で切り替えながら、操業監視を行ってきました。

 

最近はこれらのITVカメラもデジタル化が進み、ネットワークカメラが使用されることが増えました。操業監視用のカメラは台数が多く、数十台から多い時には数百台にも上ります。また、企業で導入する場合には「同時に複数台のカメラの映像を見たい。」とか、「同時に複数の場所で映像を見たい。」、「過去に何があったのか素早く探したい。」、「映像を有効活用したい。」など様々な要件が発生します。

録画だけであれば、NVRNetwork Video Recorder)でも可能ですが、本当にただ録画しているだけなので、後で見返したりするのは非常に大変です。

映像管理システムVMSとは

そこで、登場するのがVMSVideo Management System)です。

VMSとはその名の通り、Video映像を管理するシステムです。アプリケーションソフトをさす場合もありますが、ここでは、サーバも含めたシステム全体を指すことにします。VMSを構成する要素はVMSアプリケーションを導入したサーバ、映像データを保存するための大容量ストレージ、ネットワークカメラ、映像を見るためのクライアント端末、それから、映像データを伝送するネットワークになります。

これらのスペックや、映像伝送方法は要求仕様によって大きく変わります。映像はデータ容量が大きくなりますので、ネットワークの帯域は広いに越したことはありません。もちろん、高圧縮・高画質の低帯域カメラを用いれば制約は小さくなります。

セキュリティ上も安心なVMSのデータ保管

VMSの構成はデータの保存場所により主にクラウド、オンプレミスの2つ方式が考えられます。クラウド方式の場合はLTE回線等で映像をVMSが設定されたクラウドサーバに送り保存します。オンプレミス方式は社内に敷設された有線ネットワークや、WiFi(時にはキャリア回線を使用する場合もあります)を用いて自社内に設置されたサーバに映像を送り、保存します。

どちらもクライアントとなるPCや、スマートフォン、タブレットなどでリアルタイム映像や、保存された映像を見ることになります。カメラに映像を記録するわけではないので、カメラが盗難したとか、録画メディアごと破損したとかいった場合でも映像は残りますので安心です。

VMS導入のメリット

VMSを導入することで、

・扱えるカメラ台数は論理的に無制限

・一つの画面で複数台のカメラ映像を閲覧可能(最大64画面が一般的)

・画面レイアウトは自由自在

・複数の場所から同時に同じカメラの映像を閲覧可能

・映像の変化点を検出できたり、外部からのイベントで映像にタグをつけることができるので、必要な映像を素早く確認可能

・大容量ストレージの採用で長期間のデータ保存が可能

・データと統合したり、映像AIと連携させたり、映像の有効活用が可能
(簡易なAI機能を搭載しているものもあります)

など、先の要求をすべて満たすことができるようになります。